contact to SHUDO message to SHUDO BackNumbers 2003/08/27 2003/03/30 2003/02/24 2003/02/08 2002/12/25 2002/08/29 2002/7/5 2002/3/27 2001/12/27 2001/9/27 the Newest 首藤明彦 コラム&エッセイ 東京的音楽生活
今年最後の本番となるクリスマスコンサートも無事終わり、昨晩はカルメラ・グレコに会いに新宿のエル・フラメンコに行ってきた。 カルメラはホセ・グレコの長女、つまりローラ・グレコのお姉さんで、バリバリのフラメンコ舞踊手だ。現在彼女がリーダーとなり、エル・フラメンコに出演しているのだが、来年11月に行なうローラ・グレコ舞踊団のツアーに参加してもらうので、挨拶をかねてショーを見に行ったのだ。 来年のツアーは映画「八十日間世界一周」でも有名な伝説的舞踊手ホセ・グレコに捧げる公演で、ホセの三人の子供たち(ホセ・グレコ2世、カルメラ、ローラ)の揃い踏みが遂に実現する。自分で言うのも何だが、実に画期的かつ楽しみな企画だ。フラメンコを観たことがない人は、是非この機会に観て頂けたら嬉しい。
世間はクリスマス・イヴですが、私は朝から仕事でお疲れモードです。 さて、気が付けば更新しないまま、やたらと月日がたってしまった。その間、d-bopとエリック・クラプトンのライブに行き、バンドの練習を3回やり、ローラ・グレコに会い、数え切れないくらい飲みに行った。 d-bopはキーボードとトランペットが加わり、編成がトリオからクインテットに拡大、サウンドの幅が広がりこれからが益々楽しみだ。 新しく買ったCDでは、坂田明さんの新譜に驚いた。ギターになんと元マイルス・バンドで、「アガルタ」や「パンゲア」に参加していたピート・コージーが参加しているのだ。ピート・コージーはマイルス・デイヴィス歴代のギタリストの中で最も好きな人で、その変態的かつノイジーなギターはワン・アンド・オンリーな個性を持っている。 マディ・ウォーターズの珍盤?「エレクトリック・マディ」の快演でも有名だ。長いことほとんど名前を聞かなかったので、健在ぶりが確認できてホント嬉しかった。 明日は、オペラシティで今年最後のコンサート(仕事=プロデュース)をやる。う〜ん、あっという間の一年でした。
またまた朗報、d-bop(ディー・バップ)のデビューアルバムが遂にリリースされる。リーダーの鈴木浩遊(こうゆう)さんから送られてきたDMのコピーをそのまま引用すると、次のようになる。 超絶エレクトリック・ベース奏者の鈴木浩遊が6年間にわたるアメリカでの音楽活動のあと、東京で結成したグループ“d-bop”のデビューアルバムが遂に登場。エレクトリック・マイルスやウェザー・リポートに影響を受けながらも、東洋と西洋が熱く溶けあって、21世紀即興音楽の幕を開ける! 私は、下北沢のリヴォルヴァーで2回彼らのライブを聴いたことがある。はっきり言って、カッコいい。ギター、ベース、ドラムでのトリオ(初めて聴いた時はキーボードもいたが今はトリオ)だが、三人ともテクニックが半端じゃないだけでなく、音楽性も素晴らしい。ギター好き、エレベ好き、ドラム好き、そしてエレクトリック・マイルス好きにはたまらない。 彼らは自分達のキャッチ・コピーにSpeed Jazzというのを使っているが、ネーミングとしてカッコいいだけでなく、彼らの音楽を的確に表現しているともいえる。 11月7日には、六本木のJazz Café LondonでCDリリース・パーティーと題して、ライブが行なわれる。これは、是非とも行かねば。この手の音楽が好きな人は、CD、ライブともに要チェキです。
いやー、嬉しい。今度はいいニュースが飛び込んできた。日本が世界を対象に、各分野で功績のあった方に授与している賞に世界文化賞があり、この度その受賞者が発表された。そして、なんと音楽部門の受賞者にオーネット・コールマン(アルト・サックス、トランペット、ヴァイオリン)が選ばれたのだ! オーネット・コールマンは私が大好きなジャズ・ミュージシャンのひとりで、ジャズ史においても、間違いなく最も重要なミュージシャンのひとりだ。 一般には、フリージャズの創始者として知られているが、プロとしてはまず作曲家としてスタートしただけに、初期の曲はメロディアスな曲が多い。演奏も、当時としては常識破りで、奇異に聴こえたのかもしれないが、その後の色々な音楽も聴いている耳には、それほど難解には聴こえない。 私が十代の後半の頃、その頃よく通っていた横浜のジャズ喫茶ミントン・ハウスで、当時新譜だったオーネットの“ダンシング・ユア・ヘッド”がかなりのへヴィー・ローテーションでかかっていた。 アルトで奏でられるシンプルで親しみやすいメロディーのテーマ、ドラムとエレキ・ギターによるドタバタしたリズム、彼の提唱するハーモロディック理論とやらを具現化した作品だが、まだジャズに慣れ親しんでいないロック少年の耳には非常に新鮮に響き、オーネット・コールマンという名前が強烈に頭にインプットされた。 それ以降、初期の作品、さらに問題作を次々に発表したアトランティック時代の作品、ブルーノートよりリリースされた人気作“ゴールデン・サークル”などを聴き漁り、今では愛聴盤も数多い。 オーネットの凄いところは、ミュージシャンとして今尚立ち止まらずに、前進をしていることだ。今回の受賞は、単に過去の業績だけでなく、そんな彼の現在の姿勢も評価されたのではないかと思っている。 レコードの売上やコンサートの動員という側面から見て、現在最もメジャーなジャズ・ミュージシャンといえば、パット・メセニー(ギター)だと思うが、彼は昔から最も好きなミュージシャンとしてオーネットの名を挙げ、リスペクトしているのはよく知られた事実だ。 ファースト・アルバムの“ブライト・サイズ・ライフ”でもオーネットの曲を取り上げていたし、後年遂にはオーネットとの共演アルバムもリリースしている。パットが親しみやすいアルバムをリリースしながらも、時折かなりチャレンジングな前衛的な内容のアルバムをリリースしているのも、やはりミュージシャンとしての精神的な指標をオーネットに求めているからではないだろうか。 オーネットが今後も益々元気で、素晴らしい音楽を創造してくれることを、いちファンとして願ってやみません。
アフガンでの戦争も次第に激しさを増してきたようです。遠藤さんも、遂にタリバンの射程距離のところまで入り込み、レポートを続けています。日本人捕獲者も出たことだし、無事に帰国される事を祈っています。 レコード会社からアフリカのセネガル沖の群島、カボ・ヴェルデ出身の歌手、セザリア・エヴォラのニュー・アルバム「遥かなるサン・ヴィセンテ」が送られてきたので、早速試聴した。 この、今年60歳を迎えたという歌姫は、“アフリカのビリー・ホリデイ”とか“裸足のディーヴァ”という異名を持つという。その歌声は純粋無垢で、温かさと力強さを併せ持ち、そのスケールの大きさ、存在感には驚嘆させられる。 今回のアルバムはゲストも多彩で、カエターノ・ヴェローゾ、ボニー・レイット、チューチョ・バルデスなどが参加し、ジャンルを超えた共演を果している。 聴いているうちに、そういえば十年位前はワールド・ミュージックに夢中になり、色々な国の音楽を一生懸命聴いていたことを思い出した。特にカリブ海(中でもトリニダードやハイチ)、南米コロンビア、インドネシア、沖縄の音楽などがお気に入りだった。 90年8月に横浜パシフィコ及びその隣の空き地(駐車場?)で、三日間に渡り開催されたワールド・ミュージックの祭典“ウォーマッド”には三日続けて通い(前日の前夜祭というかパーティーにも顔を出した)世界中の色んな音楽に興奮したのを今でもよく覚えている。 などと昔を懐かしがっていたら、そのウォーマッドにも出演したりんけんバンドの元ヴォーカリストが、覚醒剤取締法違反で逮捕されたというニュースが入ってきて、一挙に不愉快な気持ちになった。あぁ、たまにはいいニュースも聞きたいもんです。
相変わらず、なんだかんだと忙しい中、先々週の土曜日にタワーレコード見つけて購入したハンブル・パイの初期の未発表ライヴCDにハマッテいる。 ハンブル・パイはハードというバンドで活動していたピーター・フランプトン(G,Vo)がグレッグ・リドレー(B,Vo)、ジェリー・シャーリー(Ds)と結成しようとした新バンドに、当事スモール・フェイセスのフロントマンとしてモッズから圧倒的な支持を受けていたスティーヴ・マリオットが加わり、所謂スーパーバンドとして60年代末期に誕生したバンドだ。 オリジナル・メンバーでは名盤の誉れ高い「ロッキン・ザ・フィルモア」、ピーター・フランプトンからクレム・クレムソンにメンバー・チェンジしてからは、近年発表された「キング・ビスケット・アワー」とライヴの傑作を発表しているが、そこに最初期の貴重なライヴが加わったわけである。 詳細に関しては、後日また書こうと思うが、個人的には「ロッキン・ザ・フィルモア」よりもいいとさえ思っている。まだまだ未発表のライヴが沢山あると思うので、ここはボックスかなんかでどっさりと発掘して欲しいものだ。 そして先週の土曜日はバンドのメンバーと代々木NARUへ、テナー&ソプラノ・サックスの井口健一さん率いる井口バンドの演奏を聴きに行った。 最終セットを聴いたので、ゲスト・ミュージシャンが次々と登場。そして圧巻だったのは、ピアニストの市川秀男さん。先日の横浜ジャズ・プロムナードのジョージ大塚スーパー・トリオでも聴いたけど、さすが日本を代表するピアニストですね。 終わった後は、バンドのメンバーが帰った後も一人残り、井口さんや市川さんのテーブルへ。ジャズ・プロムナードや中華街談義など横浜の話を少々。 昨晩は、バンマスのA部さんが貸してくれた、「音のまつり」の時の金子マリ&森園勝敏さんのステージのビデオを見たけど、う〜ん、マリさんのヴォーカルは声だけでも聴かせますね。森園さんのバッキングに徹した渋めのギターも、ここそこに聴かせどころがあって、プロの技を垣間見た感じがした。
気が付くと、更新しないまま一週間が過ぎてしまった。この一週間も色々とありまして...。 皆さんの多くもそうだと思うけど、最近はアフガン関連のニュースや特番をよく見ている。もう二十年くらいの知り合いにフォトジャーナリスト(最近は写真の枠をはみ出して、フリージャーナリストとして活躍なさっている)遠藤正雄さんがいる。 数年前テレビを見ていたらニュース番組で、遂にアフガン・ゲリラのアジトに潜入、というのがあり見ていると、なんとというか、やっぱりアジトに入りレポートをしていたのは遠藤さんだった。 チェチェンの暴動の時も、ひとり現地に残りカメラを回しながら取材をしていた遠藤さんは、帰国後ニュースステーションやニュース23に出演なさっていたので、見られた方いるのでは? そんな遠藤さんだから、今回ももしかしてと思っていたら、案の定すぐさま現地へ飛んでいた。今回はNHKのためのレポートをしているようで、NHKのニュースに頻繁に登場していたのだが、この数日は姿を見かけていない。 空爆が激しくなり、外出許可が下りず、ホテルに缶詰になっているのでは、という噂もある。とにかく無事に帰ってこられるのを祈るばかりだ。 さて、ローラの続きを書こうと思ったが、気が変わり、この一週間の「音楽生活」を。まず、先週の金曜日(5日)は、バンドのドラマーK林さんと高円寺のペンギンハウスへJUNGOのライヴを見に行った。 この日は、前回のMANDA−LA2とは打って変わり、アンプラグドな雰囲気のアコースティック・セットで通した。ギタリスト、ファッツのエレキのフレーズや音色が結構好きなので残念だったが、アコースティック・セットもなかなか。うえちゃんの喋りも手馴れたもんで、あっという間のステージだった。 終演後はうえちゃん、うえちゃんの奥さん(初対面)、うえちゃん以外唯一のオリジナルメンバーのドラマー氏と、なんだかんだと夜中の2時まで飲んでしまった。金曜だし、地元高円寺なので歩いて帰れるしで、結局長居してしまった。 日曜(7日)は、バンドのメンバー3人と共に横浜の中心地で行なわれた、ジャズ・プロムナードへ。前から行きたいとは思っていたけど、なかなか機会がなく今回が初体験。自分が育った場所の周辺で行なわれたこのジャズ・フェスティバル、いやーいい雰囲気で最高ですね。 こういうのを見ちゃうと、やっぱり横浜に住みたくなってしまう。皆を連れて、私が十代の頃入り浸っていたミントン・ハウスにも出動。私がニューオーリンズが異常に好きなのも、日本のジャズ発祥の地、横浜育ちだからかもしれない。 そして昨日(11日)の夜はバンド3回目の練習。曲によって、ちょっとは格好もついてきた。新たにトライしたのが、RECARDO BOSSA NOVAとISN’T SHE LOVELYの2曲。両方ともいい曲ですね。頑張ろう!
先週末から激しく忙しい日々が続き、すっかり更新しそこなってしまってスイマセン。 先週の土曜日に、かわはらさんとの二週続けてのアウトドア飲み会を終えた日曜日、私は新幹線に乗り一路大阪へ。この日フェスティバル・ホールで行なわれる、スペイン・フラメンコ舞踊団の「カルメン」を観劇後、楽屋に主演のローラ・グレコを訪ねた。 実は来年の11月にローラ・グレコ舞踊団の日本ツアーを企画しているのだが、実はこのカンパニー、ローラと私による新企画で、新たに結成されるカンパニーなのだ。 ローラ・グレコを知らない方のためにちょっと彼女の説明を。 ローラは現代のスペイン舞踊の基礎を作った伝説的舞踊手で、俳優としてアメリカでも活躍した(代表作はなんといっても「八十日間世界一周」)故ホセ・グレコの二女として生まれ、日本でも人気があり現在日本ツアー中のスペイン国立バレエ団のプリマに、弱冠19歳にして抜擢されたスペインを代表するダンサーだ。 まぁ、男性のホアキン(・コルテス)に対し、女性のロリータ(ローラのニックネーム)といったところか。実際この日のステージも、彼女がいなければ成り立たないくらいの存在感を示していた。マドリッドで彼女にタブラオに連れて行ってもらった時も、支配人は挨拶に来るは、出演者も出番が終わると必ず彼女の席へ挨拶に来るはで、あぁ、やっぱり凄い人なんだなぁと感心した。 さて公演後ローラとボーイフレンドのハヴィエルと共に、ローラを私に引き合わせてくれた関西フラメンコ界を背負って立つ?H田先生及びそのスタッフや門下生一同主催によるパーィーへ。そして更にその後、ミナミのバーを三軒ハシゴし、気が付けば朝の4時半。翌日はフェスティバルホールの支配人を訪ね、さらに午後1時からローラとのビジネス・ミーティングもあるというのに。 (つづく)
火曜のバンドの練習は、無事終了。フォービートはまだまだ難しいが、ボサノヴァでの“フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”はなんとか格好がつくようになってきた。 ブルースのジャム・セッション(とりあえずいくつかのフレーズ・パターンを練習しておいた)やレッド・ツェッペリン風のハード・ロック(さわりのみ)など、まぁ遊びで色々とやってみて今後のレパートリーを模索した。 とりあえず新規のレパートリーも決まったことだし、これからいろんなタイプの曲にチャレンジしてみたいと、意欲だけは人一倍。テクニックがそれに追いつくのはいつの日のことだろうか? そして明日はかわはらさんやK西さんたちと二週続けてのアウト・ドア食事&飲み会、日曜〜月曜は仕事で大阪、金曜はJUNGOのライヴ、日曜はジャズのフェスティバルを聴きに横浜となかなか仕事に遊びに忙しい日々が続く。 昨日は同業者から相談を持ちかけられ飲みに行ったので、明日からの日々に備え今日はおとなしくしてようと思っていたら、さっき照明家のI田さんから誘いの電話があった。 クリスマスの日に東京オペラシティで行なうクリスマス・コンサート(中島啓江さんがゴスペル、ジャズからオペラ・アリアまでを披露!)の照明を頼んだところなので、これは断りにくい。 う〜ん、どうしようと悩みながらも、付き合いのいい私は結局喜々としながら?飲みに行くのであった。せっかく先日の健康診断で久々にγGTPが正常値になったばかりなのにねぇ。
木・金と大阪出張、土曜はかわはらさんとアウト・ドアと慌しく週末が過ぎ去り、今日はバンド2回目のリハーサルです。最近全然練習できていないので、どうなることやら。 最近は、上原君が送ってきてくれたJUNGOのCDに結構ハマっている。3曲目の「踏切の町」とラストに入っている「ひまつぶし」が気に入って、気が付くと歌ってたりして。特に「踏切の街」は、カラオケで私の重要なレパートリーとなっている大阪三部作のひとつ「大阪で生まれた女」(あとは「酒と泪と男と女」と「悲しい色やね」)と出だしの雰囲気が似ているので、思わず歌いたくなってしまうのだ。10月5日のライブでは、皆に気付かれないように、こっそり歌おう。 それから70年代前半に人気を博したオランダのプログレ系ロック・バンド、フォーカスの諸作がオランダで新たにCD化されたので、「ハンバーガー・コンチェルト」を購入、懐かしがって聴いている。何を隠そう、フォーカスは私が初めてコンサートに行った外タレ・バンドなのだ。あれは確か中学2年の頃、親戚の家で従兄弟に聴かせてもらった「ハンバーガー・コンチェルト」でその存在を知り、横浜から中野サンプラザまで聴きに行ったのだ。同行者は情けないことになんと母親、何故なら学校の友達の中にはフォーカス・ファンはまだいなかったからだ。 フォーカスは古楽器やバロックの世界の中心地、アムステルダムを首都に持つオランドのバンドだけに、クラシック(特にバロック)やジャズをロック的手法で料理したバンド・サウンドは、なかなか新鮮に聴こえた。特にギターのヤン・アッカーマンに強く惹かれた。サンプラザの座席は割と前の方だったが右端に近かった。お目当てのアッカーマンは残念ながら下手側、つまり舞台に向って左側だったため、オペラグラスを覗き込み食い入るようにその姿を追った。初めての外タレ・バンドのコンサートに、異常に興奮したのを覚えている。 そんな想い出があるからかどうか分からないが、ジャズを聴くようになってからプログレ系のバンドはあまり聴かなくなってしまった中で、フォーカスは何故だか今でもたまに聴きたくなる時がある。
楽しみにしていたジャズ・ライン柏が延期になってしまった。友人のK峯さんが中心人物のひとりとして運営しているジャズ・フェスティバルだ。例のテロの影響で、在米ミュージシャンやこれからアメリカに行く予定のミュージシャンのスケジュール調整がつかなくなった為の、止む得ない措置とのことだ。 コンサートなどの興行では、そのまま突っ走ってやってしまう勇気が必要な時もあれば、きちんと状況判断した上で撤退する勇気が必要な時もある。今回は後者だったのであろう。関係者は大変だと思うけど、先を見据えた前向きの撤退ということで、延期公演実現に向けて頑張って下さい。 とここまで書いた所で今度は訃報が入ってきた。亡くなられたのは、私が最初に就職した音楽事務所で当事部長だったYさん、連絡をくれたのは当事の私の同僚(1年先輩)のAちゃんだ。Yさんと一緒に働いたのは、わずか1年ちょっとだったけれど(Yさんが他社に移ったため)、渋谷のバーや焼き鳥屋によく連れてってもらったなぁ、と昔の事を懐かしく思い出した。Yさん安らかにお眠りください。 いやなニュースが続き、暗い気分になってくる中での希望の光は、金曜に迫ったブライアン・ウィルソンの公演だ。と思ったのだが、彼もアメリカなので一抹の不安を覚えつつキョードー東京のホームページをチェック。するとやっぱりというべきか、無情にも公演延期の文字が目に飛び込んできた。嗚呼!
私はその昔(学生時代)、浜松町にあったメディア・バムというショールームでアルバイトをしていた。当時勢いのあったダイエーの経営によるショールームで、ニューメディアとして注目されていたレーザーディスク(見たいディスクを借りて、視聴できた)を始め、楽器、オーディオ、オートバイなどが展示されていた。 私が配属されたのは、オーディオと楽器を扱っているセクションで、当時各社が競って発売していたウォークマン・タイプの携帯用カセット・プレイヤーや普及品のコンポからオーディオマニアが使用するようなハイエンド・オーディオまで色々と展示されていた。そういえば当事発表から間もない頃で、やはり世間の注目を浴びていたCDも、ここでいち早く体験できた。 そういえばハイエンドのオーディオメーカーとして、特にクラシック音楽のファンに名高いタンノイのスピーカーを設置したリスニングルームもあったが、私はといえば、そんなハイエンド・オーディオには全く縁がない生活だった。が、かといってコンポなどには興味はなく、各社の普及品でシステムを組んでいた。 プレイヤー(もちろんアナログ)がデンオン、カートリッジがシュアー、カセットデッキがソニー(後ケンウッドに交代)アンプがサンスイ、スピーカーがダイヤトーンといった組み合わせだった。 今も大したシステムを使っているわけではないが(もう10年も変わっていない)、いまだにオーディオは大好きで、買うわけでもないのにオーディオ雑誌を熱心に見たり、オーディオフェアに行ったりするのは大好きだ。今年も大好きな輸入オーディオ・フェアの時期がやって来た。今から、最新のハイエンド・オーディオに接するのが楽しみだ。
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