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首藤明彦
コラム&エッセイ

東京的音楽生活













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エッセンス・ミュージック・フェスティバル - < 2002 7/5 >
以前、ニューオーリンズ・ジャズ・アンド・ヘリティッジ・フェスティバルについて書いたが、ニューオーリンズにはもうひとつ、近年大変に注目されている音楽イヴェントがある。昨日の7月4日から6日まで、三日間にわたり開催される、エッセンス・ミュージック・フェスティバルだ。

ジャズ・フェストが幅広いジャンルをカヴァーしているのに対し、エッセンスはスポンサーが黒人女性向けのファッション誌「エッセンス」ということで、R&Bやソウルを中心としたブラック・ミュージックに絞っている。8年前にエッセンスの創刊25周年を記念して、ニューオーリンズの人気黒人市長マーク・モリアルが実現させたらしい。

会場は、あのルイジアナ・セインツの本拠地、8万人を収容する巨大ドームのスーパードーム(今年のスーパー・ボウルの記憶も新しいのでは)で、5つのステージ(メイン・ステージとヒップホップ、ソウル、ブルース・ビート、エッセンスと名付けられた4つのラウンジ)で同時進行でステージが繰り広げられるのだ。アメリカ国内での、アフリカン・アメリカンのための最大の音楽祭といっても過言ではないだろう。

今年の出演者をみても豪華そのもの。ざっと名前を挙げても、Gerald Levert、Alicia Keys、Luther Vandross、Ohio Players、Denise LaSalle、Meshell Ndegeocello、Babyface、Mary J. Blige、Isley Brothers、De La Soul、Average White Band、Femi Anikulapo-Kuti、Al Green、Steve Harvey、Brian McKnight、Maze featuring Frankie Beverly、Glenn Lewis、The Brothers Johnson、Tyrone Davis、King Floyd、Etta James…etcと新旧のビッグネームが名前を連ねている。どちらかといえば、大人の黒人を対象とした人選といったところだろうか。

ほんと、こういう情報を手に入れると、ドラえもんのどこでもドアが欲しくなっちゃうよね。来年こそはニューオーリンズに行くぞ!

レッド・ロータス - < 2002 7/1 >
ワールドカップも遂に終わってしまった。いつもよりテレビに噛り付いていたためか、6月はいつもと比べると音楽を聴く時間が減っていたかもしれない。

先週の月曜日は、渋谷のJZ Bratに、d-bopを率いていたベーシスト鈴木浩遊さんの新ユニット、レッド・ロータスのお披露目ライヴを聴きに行った。同行者は、バンドのメンバー3名とかわはらさん。彼のエレクトリック・ベースに、エレクトリック・トランペット、エレクトリック・ヴァイオリン、エレクトリック・ギター、ダブル・ドラムスという編成で、エレクトリック・ジャズを目いっぱい堪能した。

やはりダブル・ドラムスになるとリズムの表現の幅が格段に広がり面白いし、全曲鈴木さんのオリジナルで、彼のこのバンドにかける意気込みが感じられた。お店も満員、それだけ彼らの活動に注目しているファンがいるのだろう。私的には、もっとハチャメチャにやってもいいのでは、という感想を持ったが、マイルスやウェザー・リポートとはまた違った、新たなジャズがここから育つ事を今後に期待したい。今週末は下北沢リヴォルヴァーで、このバンドがアンプラグドでやるという。これも楽しみだ。

ベーシストといえば、先週末に悲しいニュースが入ってきた。長年に渡り、ブリティッシュ・ロック・シーンを牽引してきたザ・フーのベーシスト、ジョン・エイントホイッスルが、7月から始まる全米ツアーのために滞在していたホテルで、心臓発作のため亡くなったというのだ。ジョンはわたしの大好きなベーシストで、一度はそのライヴをザ・フーのライヴで体験したいと思っていたのだが、それも叶わぬ夢となってしまった。今夜は昨年リリースされたザ・フーのDVDでも見ながら、彼の冥福を祈ることにしよう。

ニューオーリンズもの - < 2002 6/7 >
わたしがメインで聴いているもののひとつに、「ニューオーリンズもの」というジャンルがある。実際にはそんなジャンルはないんだろうけど、自分では昔からそう呼んでいる。ヨーロッパやアフリカやカリブなどの文化や音楽のメルティングポットであり、ジャズやファンクを生み出したニューオーリンズは、音楽という観点から見ると、私にとっては世界で一番魅力的な土地だ。そして、その場所から生まれた音楽すべてを捉えて「ニューオーリンズもの」と名付け、日夜?その音楽を追いかけている。

ジャズ、フュージョン、ブルース、ゴスペル、ソウル、ファンク、ヒップホップ、ブラスバンド、ザディコ、ケイジャン、ルーツ・ロック、テックス・メックス、パワーポップ、ガレージ、ラテン、フォークなどなど、なんでもありだ。

そんな私にとって重要な情報源となっているのが、定期購読している(ニューオーリンズから取り寄せている)「オフ・ビート」という月間音楽情報誌と、地元のインディーズのCDを大量に扱っているレコード屋「ルイジアナ・ミュージック・ファクトリー」のホーム・ページだ。

先日もLMFのHPを覗き込み、新譜をチェック、日本のレコード屋のバイヤーが直ぐには仕入れなさそうなものを中心にセレクトし、CDを5枚オーダーした。今は一時よりもちょっと円高傾向なので、ニューオーリンズからの送料や保険代を入れても、日本で通常に買うよりもちょっと安いくらいで手に入るし(もっと円高の時は、かなり安く感じられた)、通常1週間〜10日ほどで送られてくる(今回もさっそく届いた)。

今回オーダーしたのは、北欧出身で今やニューオーリンズの音楽シーンに欠かせない存在となっている歌姫、テレーサ・アンダーソンのサード、最近注目度も著しい女性シンガー、アイリーン・セイジのセカンド(ライヴ)、メンバー交代後初のアルバムとなるダッシュ・リップ・ロック改めダッシュの新作(快作!)、テックス・メックス・ロックのイグアナス初のライヴ・アルバム、そして神様スヌークス・イーグリンの新作となかなかのラインナップとなった。なかでも、テレーサがやっと今の彼女の魅力を捉えたアルバムを創ってくれたのが嬉しい。ダッシュも健在ぶりを見せてくれたしね。

そして、こうやって、ルイジアナ・バイユーの沼地にハマるがごとく、「ニューオーリンズもの」にズブズブとハマッていくのであった…。

結婚パーティー - < 2002 5/27 >
先週の金曜日の夜、中学・高校時代の友人Sの結婚パーティーに出席するために、久々に銀座に出撃した。式と披露宴は、翌日に親族のみで執り行うとのことで、この日は会費制のパーティーだった。久しぶりに懐かしい顔に会えるかな、と期待して行ったのだが、その期待はすぐに打ち砕かれた。

会場に着き、受付を済ませ中に入ると、新郎・新婦の姿が目に入ったので直ぐに挨拶に行った。すると、友人がすまなそうに、「ごめん、今日は中学・高校時代の友達は首藤しか呼んでいないんだ」という。えっ、ということは、知り合いは新郎以外に誰もいないということになる。

うーん、ちょっとこれはシャレにならなかったなぁ…。着席のパーティーならともかく、ビュッフェ・スタイルだし。今までも、大使館や仕事関係のパーティーなどで、知り合いがいないという経験はあるが、そういう時はまわりにいる人と名刺交換をしたり、共通の話題があるので結構平気だった。でも、今回はねぇ。みんな連れもいるし…。

苦痛?に耐えること2時間、パーティーはやっとお開きとなった。時間も中途半端だし、このまま帰るのはちょっと。というわけで、以前も書いた事のある、友人がやっている画廊バーに行くことにした。前回行った時から場所がコリドー街近辺に移動、スペースがもっと広くなり、店の名前も「Toki」から「Kajima」へと変わった。

行くとビックリ、中学・高校時代の友人Yが仕事関係の人を連れて来ているではないか。Yは会社が銀座にあるのでたまに来るらしいが、わたしが突然ひとりで現れたので驚いていた。しばらくYのグループのテーブルに入れてもらったが、みんなは帰ったのでカウンターへ移動。結局最後の客となり、リンダ・ロンシュタットの懐かしい歌声を聴きながらマスターと談笑。前回同様閉店までおり、マスターと一緒に駅まで帰った。

その昔、銀座周辺で仕事をしていたころは、あまり銀座界隈で飲むこともなかったので気が付かなかったが、コリドー街界隈ってなかなか雰囲気がお洒落でいい感じ。ちょっと外国みたいなところがある。面白そうなお店も多いし。よし、Sには今日の埋め合わせとして、この界隈の店に今度連れてきてご馳走してもらおう。

CDレコーダー - < 2002 5/22 >
先日、遅まきながら音楽専用のCD-R、CD-RWレコーダーを購入した。昔はよく手持ちのレコードをカセットにダビングして、自分なりのコンピレーション・カセットを作っていたが、そのCD版をやろうというわけだ。

マニュアルを見ながらさっそく取り掛かったのが、前から作りたかったクライディ・キングのCD製作だ。クライディ・キングは、ソロ・シンガーとしてよりも、数々のアーティストの名盤におけるバッキング・ヴォーカルで有名な存在だが、その彼女のソロ活動をCDにまとめて聴きたいと、予てから思っていたのだ。

彼女の2枚のソロ・アルバム(両方とも未CD化)、所有している3枚のシングル(もっとリリースされているのだけれど…)、彼女がリーダーを務めていた名ヴォーカル・トリオ、ブラックベリーズのシングル、以上2枚のアルバムと4枚のシングルを80分のCD-Rに焼こうというのである。

時間を計算すると、曲間も入れて多分79分強という感じだ。うまくやればきちんと全曲を収めることができる。曲の頭にインデックス・ナンバーを入れることに注意しながら、機械と格闘する事90分強。できました、初めてのCDが!

さっそく試聴してみる。60年代の7インチ・シングルはユーズドで手に入れたこともあり、さすがにちょっとノイズが入るが、LPの方はシールドで手に入れた盤なのでほとんど気にならない。感激!初めてとしてはうまく焼けたのではないだろうか。う〜ん、しばらくハマりそうな予感が…。

激飲&夏の定番 - < 2002 5/20 >
昨晩は、かわはらさんと夜中の3時近くまで激飲した。こりゃ二日酔いかと観念したが、最近肝臓をいたわっていたのと、帰りにリポDを買って飲んだのが効いたのか、朝起きても酒が残ってなくて驚いた。かわはらさん、無事に帰れましたか?

さて、かわはらさんもコラムに書いていたので、昨晩は途中でレゲエの話になった。私は、そんなに熱心なレゲエ・ファンという訳ではないが、それでも昔はジャパン・スプラッシュなどのレゲエのイベントには何回か足を運んだし、ボブ・マーリーの存命中のアイランド時代のアルバムはCDだけどほとんど持っている。

私は、季節によって、コアで聴く音楽のジャンルが色々と変化する。だんだん夏が近づき暖かくなってくると聴きたくなってくるのが、ボブ・マーリー、ビーチ・ボーイズ、そしてマイルスの60年代のクインテットだ。

ビーチ・ボーイズで好きなのは、どちらかというと初期のサーフィン/ホット・ロッドよりペット・サウンズ以降のサウンドだから、あまり夏というイメージではないが、やっぱりなんとなくね。

先日、未入手だったカール・ウィルソンの2枚のソロ・アルバムのアナログ盤をインターネットで捜し当て、アメリカから取り寄せた。まだ届いていないけど、これでまたビーチ・ボーイズの日々が復活しそうだ。

そして、マイルス。これは昔、夏休みとかの午後に近所のジャズ喫茶、ミントン・ハウスで聴いたマイルスのサウンドがクールで気持ちよかったのが原因かもしれない。夏の午後にアイス・コーヒーを飲みながら(ビールでもいいのですが)、60年代マイルス・クインテット(ショーターsax、ハンコックpf、カーターb、ウィリアムスds)を聴くのは最高のひと時だ。

コレクター泣かせ - < 2002 5/19 >
オルタナ・カントリー系のバンド、ウィスキータウンのフロントを務めていたライアン・アダムスは、正に注目すべき存在のSSW(シンガー・ソングライター)といえる。昨年リリースしたセカンド・ソロ・アルバムの“ゴールド”及び、その冒頭を飾る“ニューヨーク・ニューヨーク”のスマッシュ・ヒット(テロの後、よくオンエアーされたらしい)で知名度もグッと高まったのではないか。

さて、その“ゴールド”だが、一般に売られている通常盤は16曲入り。但し、イニシャル・プレス(初回盤)のみ5曲入りのボーナスCDがもう1枚付いていた。アメリカの初回盤は入手し損なったが、日本盤の初回盤は無事にゲットできた。

やれやれと思ったのも束の間、輸入盤屋で見かけた“ニューヨーク、ニューヨーク”のシングルCDはエンハンスト仕様で、プロモ・ビデオが入っている。迷わず、即購入。すると、今度はセカンド・シングルとしてリリースされた“ウイッシング・ベル”を発見、これまた同様にプロモ・ビデオが。これも迷わず、即購入。

ここまではよかった、ここまでは。なんと、今度はリミテッド・エディションとして“ウイッシング・ベル”のライヴ・バージョンが別ジャケットでシングルとしてリリースされたではありませんか。これもゲットしたが、ここでちょっと不安が頭をよぎった。

そして先日、その不安が見事に的中した。なんと“ゴールド”全曲+ボーナスCD収録曲全曲の21曲を収録した、2枚組みのアナログ盤がリリースされたのだ。最近のアナログは、プレス枚数が非常に少ないので、リリース時に買っておかないと、まず入手は不可能になる。見つけた時に即買う、というコレクターの鉄則を思い出し、泣き笑いをしながらこれも購入。

結局このアルバム1枚のために、日本盤CD、アメリカ盤シングルCD2枚、そしてアメリカ盤2枚組みアナログを購入、出費がかさんだ。いや、まだ油断はできない。次のシングル、はたまたアナログ7インチ・シングルなんて可能性もある。

うーん、飲みに行く回数を減らさなければ…。

JZ Brat - < 2002 5/15 >
渋谷に昨年オープンしたジャズ・クラブ、JZ Bratに初めて行ってきた。場所は南口から246をちょっと上がった左手にそびえ立っている、セルリアンタワー渋谷東急ホテルの2階。

まずは5月3日にバンドの小峯さんの招待で、バンドの小林さんとノブちゃんと一緒にソウル系のユニット(デトロイトから来たらしい)を。さらに10日には安部さんと一緒に、今度はちゃんと有料で(それも豪華にディナー・セット!で)ギター・サミットというのに行った。

ブッキングはジャズ、それも日本人中心だが、フィリップ・カテリーンやヤン・ラングレンなども出演する。料金もギター・サミットで言えば、ライヴ・チャージ+ワン・ドリンクだと4,000円、ディナー・セットだとライヴ・チャージ+ドリンク2時間飲み放題+料理3品チョイスで7,000円とかなりお得だ。

これを高いと見るか安いと見るかは、その人の価値基準で違ってくるが、サラダ+パスタ+本日の魚料理+ハイネケン1杯+ハーパー・ロックのシングル1杯+ダブル2杯+80分のライヴ(岡安芳明さんのナマを初体験!)で7,000円は、行くたびに「あー、高かった」という感想をつい持ってしまうブルーノートなんかと比べると、満足度はかなり高い。

6月24日にはd-bopも出演するので、また行きたいですね。

や、やばい - < 2002 4/30 >
やばい、やばい。4月に一回も更新していないことに、今気がついた。4月に何もしていなかったかというと、そうではなく、結構バタバタと過ごした感じがする。

まず6日の土曜日に、久々にK峰さんも参加してのバンド練習。9日はバンドのA部さんK林さんと入谷のフォア&モアへ、A部さんの同僚のライブを聴きに行く。10日はかわはらさんと西荻窪に新しくできたレンタルスペースを見学に。12日はかつての同僚K山さんが所属する、劇団6番シードの公演をバンド仲間と見に行く。16日はお茶の水NARUへ、NARUのOB会の連中と山口真文さんのライヴを聴きに行く。

17日、18日はプロデューサー協会の総会のため1泊2日で、伊豆長岡へ。19日は、やはりNARU OBの上原マサミツ君率いるJUNGOのライヴを聴きに、吉祥寺のMANDA−LA2へ。24、25日は打合せのため大阪へ出張。

そしてこの間、何回となく飲みに行き、CDやレコードも結構買ったよーな気がする。

うーん、なかなか忙しかった。別に更新しなかった言い訳してるわけじゃないけど…。5月は頑張ろっと。反省してます。

巨匠のお言葉 - < 2002 3/27 >
いやな天気が続きますねぇ。今日も雨だし。それもかなり激しいし…。あぁ、憂鬱だ。それはそうと、巨匠(笑)がいいこと言ってるなぁ。

「感受性の高い時に様々な芸術や創造性の高い人たちの中に居てください。これがとても大切です。」(3/27日付けSomeday affairより)
はい、ホントその通り。自分でも若い頃から特に気を付けていたことなので、よく分かる。今も、人と会うのには時間を惜しまないようにしているし、音楽、映画、小説、美術、その他諸々、どんどん興味を持って接している。私も一日48時間欲しい!

さて、旧録音のベスト・テンをやろうと思って、一応10作品を選んだのだけど、今オフィスで手元にそれぞれのちゃんとしたタイトル等の資料がないので、正式タイトはご勘弁を…。

まず栄えある1位は、バッファロー・スプリングフィールドのCDボックス。これは昔から出る出るといわれながら、なかなか出なかったのが遂にリリースされたもの。デモ等の未発表音源満載で、待ったかいがあったなぁ!若き日のニール・ヤングやスティヴン・スティルスの才能に触れることができるが、これだけの音をまとめて聴いて、このバンドのリズム・セクションの素晴らしさも再認識。

2位はヴェルベット・アンダーグランドのオフィシャル・ブートレグともいえる未発表音源ライヴのCDボックス。これも、今までのどのオフィシャル・ライヴより魅力的で、一気に聴いた。3位は以前コラムで書いたハンブル・パイ(第1期)の未発表ライヴ。

4位はマイルス・デイヴィスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」のCDボックス。60年代末期から70年代前半のエレクトリック・マイルスは大好きなので、もっと聴きたいぞ!5位はフリーのファーストの紙ジャケ盤。ボーナス・トラックとして未発表ヴァージョンも収録、セカンドと併せて、ブルース・ロックのファンはマストでしょう。

6位はDVDで、当時人気絶頂のロリー・ギャラガーの73年のアイルランド公演を追ったドキュメント。エネルギッシュで、永遠のギター少年ロリーの魅力が満載。早い死が惜しまれる。

7位はジャズ・オルガンのコルトレーン?、奇才ラリー・ヤングの超レアな73年のラスト・ソロ・アルバム。マイルスの「ビッチズ・ブルー」への参加(エレクトリック・ピアノ)で知られるが、ここでのサウンドはもうひとつのマイルス・サウンドといいたくなるもの。パーカッションを多用し、空間を埋め尽くすかのようにオルガンが縦横無尽に飛び廻る。ジェイムズ・ブラッド・ウルマー(g)とファロア・サンダース(sax)の参加が華を添える。

8位はボブ・マーリーのアイランド時代の紙ジャケ盤。これも未発表音源満載。代表としてファーストの「キャッチ・ザ・ファイヤー」を挙げよう。9位は、アヴァンギャルドやフリー・ジャズで知られるフランスBYG旧音源のオムニバス、アナログで6枚組みといったヴォリュームだ。まとめて聴いて、昔のロフト・ジャズやフリー・ジャズ熱が再開しそうな気分。10位は、これも以前書いた、テン・イヤーズ・アフターのフィルモアでも未発表ライヴの2枚組みCD。

うーん、こうやってみると、70年代前半のブルース(系)ロックが妙に多い。昨年は、自分的にはそういうのに惹かれるブルーな1年だったのかな(確かにそうだ!)、と分析してみたがどうでしょう。


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