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首藤明彦
コラム&エッセイ

東京的音楽生活













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 小泉八雲のレシピ本 - < 2003/02/08(Sat) 03:26 >
インターネットのサーチ・エンジンでよく調べ物をするのですが、たまに思いもかけず面白い情報がひっかかって喜ぶことがあります。小泉八雲の著作「ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本」(ティービーエスブリタニカ)という本の存在も、昨日そうやって知りました。小泉八雲が日本に来る前、1877年から10年ほどニューオーリンズに滞在していたということは、ニューオーリンズ好きにはよく知られた事実です。

クレオール料理のレシピ集らしいのですが、目次を見るとスープ、魚料理、冷製肉とその盛りつけ方、獣肉・鳥類・鹿肉料理のためのソース四五種、アントレ、羊肉・牛肉・ハムの料理、鶏・鳥類・鹿肉料理、野菜料理、卵料理(オムレツなど)、サラダとつけあわせ〔ほか〕、となっており興味をそそられます。私の大好物、シュリンプ・クレオールも載っているのでしょうか。手に入れてみたい一冊です。

クレオール料理やケイジャン料理のレシピ本は何冊か持っていますが、お気に入りは98年にニューオーリンズで入手した「Cookin’up the Blues with Tabasco」(1993年 McIlhenny Company)。ミュージシャンが紹介するレシピ集といった体裁をとっているのですが、ポイントは全ての料理にルイジアナが誇る調味料、タバスコが使われていること。登場するミュージシャンもマーヴァ・ライト、バックウィート・ザディコ、アール・キング、アーマ・トーマスなどの地元組からエルウッド・ブルース(ダン・エイクロイド)やジョー・ウォルッシュ、エアロスミスなどの全国区アーティストまで全20組。お店のショーウィンドウにディスプレイされているのを発見、お店のおばさんに交渉して売ってもらった一冊です。

さて、7日の昼ナルのライヴは、なんと初の試みのクラシック(小野寺ちひろ、pf)。ジャズクラブの空間で、コーヒーを手にしたお客さんを前にクラシックをやったらどんな感じになるのか?興味があったので、行ってみました。感想は空間との違和感はないということ。それから周りのノイズ(普通のコンサートの会場ではないので、どうしても各種ノイズが聴こえてくる)は思ったほど気にならなりませんでした。後は選曲や、演奏の進め方がポイントですね。こういったことが判っただけでも、ちょっとした収穫でした。

今日の愛聴盤
○DAVID T. WALKER: DAVID T. WALKER (LP 1971年 米ODE SP 77011)
R&Bやソウルからポップスまで、幅広くこなす名セッション・ギタリストのODE第一弾(通算4枚目)。スタッフ組が東海岸の雄ならば、対する西海岸はクルセイダーズ組でしょうか?ここでもジョー・サンプル(kb)、ウィルトン・フェルダー(b)が参加しています。御大のメロウなプレイは天下一品。ニール・ヤングの曲は(ここでは、 “Only Love Can Break Your Heart”)なんでこの頃の黒人ミュージシャンによく採り上げられているのでしょうか?
○MERRY CLAYTON: MERRY CLAYTON (LP 1971年 米ODE SP 77012)
上記のアルバムにも参加していたレーベル・メイトのセカンドで、勿論デイヴィッド・T・ウォーカー、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダーも参加。ニューオーリンズ出身、元レイレッツ、ストーンズの “Gimme Shelter”でミックとデュエット、キャロル・キングファミリーの一員など、とても興味をひくアーティストです。ここでも1曲目にいきなりニール・ヤングの “Southern Man”が!この頃のODEの質の高さにも改めてビックリ(ODE SP 77009は、あのキャロル・キングの名作“つづれおり”)。
○THE METERS: KICK BACK (LP 2001年 米SUNDAZED LP 5081)
上の2枚の流れで聴きたくなったのが、2001年にリリースされたミーターズの未発表音源を多数含むこのアルバム。9分に渡って演奏されるニール・ヤングの “Down By The River”が聴きものです。しかし昔のニール・ヤングは本当にいい曲をいっぱい書いてますね。
 祝アド街14位 - < 2003/02/07(Fri) 02:43 >
しかし寒いですね。寒いのが苦手な私には、これから益々試練の日々が続きそうです。こんな時は家でコーヒー飲みながら、スワンプ・ロックやソウル・ジャズなんぞ聴いているのが一番です。

先週の土曜日、TX(テレビ東京)の「アド街ック天国」は代々木の特集だったので、もしやと思いテレビをつけました。すると思った通り選ばれていました。第14位「代々木ナル」。ママの美紗子さんもバッチシ登場してました。

地元のミントンハウスに通いジャズに興味を持ち始めた高校生の頃、代々木ナルは未だ見ぬ憧れのお店でした。当時「スイングジャーナル」誌のジャズオーディオ道場の中に「道場破り」という企画があり、マスターの成田勝男さんがスイングジャーナル側が送り込んだオーディオ評論家の菅野沖彦さんと対決、見事門前仲町のタカノに続き免許皆伝されたのです。

結局、御茶ノ水ナルにメインで通い、代々木ナルは数えるほどしか行きませんでしたが、ナルOB会のメンバーとしては嬉しい限りです。

今日の愛聴盤
○TONY JOE WHITE: THE TRAIN I’M ON (LP 1972年 米WARNER BROS. BS 2580)
ルイジアナ生まれのリアル・スワンパーは、ナチュラルなディープさが身上。マッスルショールズのつわものバリー・ベケット(kb)、デイヴィッド・フッド(b)、ロジャー・ホーキンス(ds)や同郷のロニー・バロン(kb)がシンプルながら味のあるバックアップを務めます。秋から冬にかけて聴きたくなる哀愁&郷愁の一枚。
○RONNIE BARRON: BLUE DELICACIES (LP 1979年 米SUNSHINE SPD-1023)
トニー・ジョーの録音に参加しているもう一人のドクター・ジョン(というかドクター・ジョンにならなかった男)の3枚目は、ニューオーリンズ・クラシックのみならず、ゴスペルやジャンプ・ブルースも披露。彼のバックグラウンドが窺い知れます。
○CHUCK RAINEY: THE CHUCK RAINEY COALITION (LP 1971年 米SKYE SK-1008D)
ソウル&ファンキー・ベースの第一人者が70年代初頭にリリースした、(彼は参加しなかったが)スタッフ前夜ともいうべきインスト・アルバム。リチャード・ティー(kb)、コーネル・デュプリー(g)、エリック・ゲイル(g)といった後のスタッフ組や、バーナード・パーディー(ds)などのマスターたちによるソウル系ジャズ・フュージョン。ベースが刻む8ビートや16ビートのノリが凄い。
 YES WE CAN - < 2003/02/06(Thu) 02:54 >
朝のテレビで、「フィル・スペクターが殺人容疑で逮捕」という報道をやっていてビックリ。60年代の天才音楽プロデューサーが行き着いた先としては、なんとも悲しい結末。同時代のライバルとも言える天才音楽家で、長年に渡る苦闘の生活を経ながらも、アーティストとして現役復帰したブライアン・ウィルソンとは見事に対照的な今の姿に、複雑な思いが去来します。

最近、個人的再評価というか、改めて聴き直して気に入っているものにブルー・サム時代のポインター・シスターズがあります。70年代末にソウル・フィールドの女性ヴォーカル・グループとしてカムバックをし、ヒット作を連発するようになる以前、1973年にブルー・サムからデビューしてから70年代半ばまでは、どちらかといえばジャズ・フィールドで語られることの多かったアーティストでした。私もジャズ喫茶でブルー・サム時代のアルバムをよく聴いた記憶があります。そのオールド・タイミーでノスタルジックな感覚に溢れた、ジャジーかつ完璧なコーラスワークに驚かされたものです。

そのブルー・サム時代の曲で特に印象に残っているのが、ニューオーリンズの代表的プロデューサー/コンポーザー/ミュージシャンであるアラン・トゥーサンの作曲した “Yes We Can Can”です。アラン・トゥーサンの曲の中でも特に好きなこの曲は、ソウル・ファンにはそのトゥーサンがプロデュースし、ミーターズが演奏をしたオリジナルのリー・ドーシーのヴァージョンでよく知られています(ドーシー盤は “Yes We Can”)。ドーシーの飄々としたヴォーカル・ヴァージョンとはまた別の魅力をこの曲から引き出したポインター・シスターズのカヴァー・ヴァージョンは、カヴァーの成功例としていつも真っ先に思い出されます。

今日の愛聴盤
○THE POINTER SISTERS: THE POINTER SISTERS (LP 1973年 米Blue Thumb BTS 48)
ポインター・シスターズの記念すべきファースト・アルバム。A面の冒頭を飾る “Yes We Can Can”のカッコよさにノックアウトされ、続く “Cloudburst” のジャジーなコーラスに圧倒されます。
○LEE DORSEY: YES WE CAN (LP 1970年 米POLYDOR STEREO 24-4042)
トゥーサン、ドーシー、ミーターズのコラボレーションによるニューオーリンズR&Bおよびファンクの金字塔。表題曲の他、ロバート・パーマーがカヴァーした “Sneakin’ Sally Thru The Alley” などどれもが名曲。
○ALLEN TOUSSAINT: TOUSSAINT (LP 1971年 米SCEPTER SPS 24003)
この頃のトゥーサンは正に才気走っているとしか言いようがありません。この年にはザ・バンドの “CAHOOTS”のレコーディングに参加(ホーン・アレンジ)、ロックサイドと接触をはかります。そしてこの後70年代半ばにかけて、ロック・ミュージシャンのトゥーサン詣で、ニューオーリンズ詣でが始まるのです。
○ESTHER PHILLIPS: FROM A WHISPER TO A SCREAM (LP 1972年 米KUDU KU-05)
上記の “TOUSSAINT” 収録曲を2曲採り上げたのがエスター・フィリップスのKUDU第一弾となったこのアルバム。ピー・ウィー・エリスのアレンジの下、コーネル・デュプリー(g)、エリック・ゲイル(g)、ゴードン・エドワーズ(b)、リチャード・ティー(kb)といった後のスタッフ組にバーナード・パーディー(ds)、ハンク・クロフォード(as)といったソウル・マスターがバックを務める本作は、正に今に聴かれるべき一作。
 アート&エアロン兄弟 - < 2003/02/05(Wed) 00:02 >
私はネヴィル・ブラザーズのメーリング・リストに登録しているので、彼らの最新情報がよくメールで送られてきます。最近のトピックは、なんといってもエアロンの新譜“Believe”のリリース(1月28日)でしょう。なんとバリー・ベケットをプロデューサーに迎えたスピリチュアル・アルバムとのことで、サム・クック、ボブ・ディランといったエアロン・ファンならお馴染みのアーティストの作品を取り上げているとか。バリー・ベケットのプロデュースでスピリチュアルとくれば、ボブ・ディランの名作“Slow Train Will Coming”(LP 1979年 米Columbia FC36120)が想い出されます。やはりマッスルショールズ録音なのでしょうか?“New Orleans meets Muscle Shoals”、うーん、楽しみです。

そして今日ニューオーリンズから到着したoff BEAT最新号(2月号)の表紙は、ネヴィルズの長兄、Poppa Funkことアート・ネヴィルでした。7ページに及ぶ彼の特集が組まれ、更に彼の息子、ギタリストのイアンの記事も掲載。ネヴィルズやミーターズのファンには見逃せない一冊です。表紙のアートは若々しいのですが、なんと彼も昨年の12月で65歳!考えてみれば、彼がホーケッツ時代の代表作マルディグラ・マンボをレコーディングしてから来年ではや半世紀経ちます。それでいて未だにファンクマスターとして第一線でファンクし続けているのです。いやー、こういう親爺に私もなりたいものです。

今日の愛聴盤
○ART & AARON NEVILLE: THE BEST OF ART & AARON NEVILLE (LP 1982年 米BANDY 70013)
インスタント時代のアートをA面、ミニット時代のエアロンをB面に配した地元ニューオーリンズBANDYによるコンピレーション。よく考えたら、アートにはオリジナル・アルバムがないんですよね。
○THE ZION HARMONIZERS: YOU DON’T HAVE TO GET IN TROUBLE (LP 1974年 米FLYING FISH 002)
ニューオーリンズのゴスペルと訊かれたら、最初に頭に浮かぶのがザイオン・ハーモナイザーズ。そんな彼らのファースト・アルバムがこれ。ギターだけをバックに絶妙のハーモニーを奏でます。
○FRANKIE MILLER: ONCE IN A BLUE MOON (LP 1972年 英Chrysalis CHR 1036)
70年代のイギリスを代表する渋喉ヴォーカリストがブリンズリー・シュウォーツのメンバーを迎えてレコーディングしたファースト。その後、彼もニューオーリンズ詣でを行います。極渋!
○ELKIE BROOKS: TWO DAYS AWAY (LP 1977年 英A&M AMLH 68409)
70年代のイギリスを代表する渋喉女性ヴォーカリスト。名ライターコンビのリーバー&ストーラーがプロデュース。ネヴィルズも演っているモージョ・ハンナがグルーヴィーでカッコイイし、ダン・ペンのドゥ・ライト・ウーマンは超極渋。
 頑張れベイスターズ! - < 2003/02/04(Tue) 03:20 >
日本のプロ野球もキャンプが始まり、野球ファンは贔屓のチームの状態や、新戦力の様子などが気にかかる時期になってきました。横浜出身の私は勿論ベイスターズの大ファン、なんせ横浜スタジアムまで歩いて行ける距離で育ったもので。優勝した時は、電通総研のYさんやミュージックマガジン元編集長のTさん等と日本シリーズも観戦しに行き、大いに盛り上がりました。

という訳で昔からアンチ・ジャイアンツでした。だから一昨年、ジャイアンツOBの森さんが監督になった時は、なんでやねん!と頭にきたものでした。私の周りのベイファンもみんな大ブーイング、大堀(球団社長)は一体何を考えているんだと怒り心頭でした。

今年は球団OBの山下さんが監督になり、チームも森監督の下での辛気臭い雰囲気から一転明るくなったようです。この2年間、森監督じゃ応援行く気にはなれませんでしたが、今年は久々に横浜スタジアムに足を運ぶつもりです。

アメフトでは勿論、ニューオーリンズ・セインツのファンです。一時期セインツのスタジャン、スウェット・パーカ、Tシャツなどせっせと集めたものでした。セインツ・グッズの中で一番気に入っているのは、“WHO DAT!”という1988年にリリースされたセインツ応援レコード(LP 1988年 米MARDI GRAS MG 1007)です。うち1曲は地元の英雄、ネヴィル・ブラザーズのエアロン・ネヴィル(正しい発音はアーロンではありません!ローマ字じゃないんだから)が歌っているため、ネヴィルズ・ファンにとってはちょっとしたコレクターズ・アイテムと言えましょう。ご機嫌なセカンドラインのナンバーを聴いていると、気分はすっかりマルディグラ。ベイスターズにもこういうカッコイイCDを作ってほしいものですね。

今日の愛聴盤
○AARON NEVILLE: TELL IT LIKE IT IS (LP 1967年 米PAR-LO LP NO.1)
大ヒットした表題曲を含むエアロンのセカンド。ゴールデン・ヴォイスに酔いしれます。
○BADGER: WHITE LADY (LP 1974年 英Epic EPC 80009)
ジャッキー・ロマックスが加入、アラン・トゥーサンのプロデュースの下ニューオーリンズで録音したセカンド。この頃のトゥーサンは英国ロッカーにモテモテですね。
○DIZ WATSON: RHUMBALERO (LP 1984年 英ACE CH 124)
英国のプロフェッサー・ロングヘアー。ニューオーリンズ・スタイルのローリングピアノとヨレたヴォーカルがナイス。
○RICHARD THOMPSON: (guitar vocal) A Collection of Unreleased and Rare Material 1967-1976 (LP 1976年 英ISLAND ICD 8)
英トラッドに新たな生命を吹き込んだ男にして真のロックンローラー&ギター・マスターのレア音源集。
 アメリカを理解する - < 2003/02/03(Mon) 05:50 >
アメリカでのスペースシャトル「コロンビア」の事故には本当に驚きました。土曜の夜から日曜明け方にかけてNHKのニュースに見入ってました。アメリカは今正に試練の時を迎えているようです。これだけ頻繁に起こる難題に真っ向から立ち向かわなければならないアメリカ合衆国大統領という地位は、心臓に毛が生えている程度ではとても務まりませんね。

とはいえ、いくらアメリカ南部好きの私でも、今のブッシュはとても支持はできません。しかしながら、無闇にアメリカ批判をするのも自分の流儀ではありません。限られた民族が国民の大多数を占める島国日本とアメリカでは、そもそも国の成り立ちや社会構成も違えば、国際社会での置かれている立場も違うので、起こっている事象に対する短絡的な感情的批判は避けたいところです。

アメリカに安全保障された平和ボケの国に住み、アメリカ文化に影響を受けた生活をし、そのアメリカが生み出した音楽に親しんでいる自分は、果たしてどれだけアメリカという国を理解しているのか?今までもことの折に触れてアメリカ関係の本を読んでいましたが、今はいい機会だと思い、またアメリカ関係の本を読んで勉強中です。

今読んでいるのは、「アメリカの20世紀、(上)(下)」(有賀夏紀著、中公新書)という本です。「パックス・アメリカーナ」*の成立と挫折を叙述する、という宣伝文句の昨年の10月に発売されたこの本は、今読むのにタイムリーな本ではないでしょうか?(註*:アメリカの世界支配)

過去に読んだ本の中にも、「アリステア・クックのアメリカ史、(上)(下)」(アリステア・クック著、鈴木健次・櫻井元雄訳、NHKブックス)、「アメリカ50州を読む地図」(浅井信雄著、新潮文庫)、「アメリカ南部」(ジェームス・M・バーダマン著、森本豊富訳、講談社現代新書)、「黒人学・入門」(別冊宝島EX)など、現代アメリカを理解するのに手助けになる本は沢山あります。この辺ももう一度読み返してみたいものです。

というわけで、テレビを見たり飲みに行くのを控えて、音楽を聴きながら読書に勤しむ今日この頃です。

今日の愛聴盤:
○HUMBLE PIE: BACK HOME AGAIN (LP 1974年 英IMMEDIATE IML 1005)
ハンブル・パイのIMMEDIATE時代のコンピレーション。後期のパイが好きな私ですが、最近はこの時代にも魅力を感じています。
○TRAFFIC: SHOOT OUT AT THE FANTASY FACTORY (LP 1973年 英ISLAND ILPS 9224)
マッスル・ショールズの名手たちが加入したため、興味を持った1枚。やはりあのリズム・セクションは最高です。
○PRETTY PURDIE: SOUL IS… (LP 1972年 米FLYING DUTCHMAN FD 10154)
グルーヴ・マスター、バーナード・パーディー(ds)のこのアルバムは、スタッフやクルセイダーズに夢中になっていた高校生の頃購入、よく聴いたものです。初めて彼の名前を知ったのは、ジェフ・べックと来日した時だったことを想い出しました。
○MOSE ALLISON: I’VE BEEN DOIN’ SOME THINKIN’ (LP 1969年 米ATLANTIC SD 1511)
アトランティック時代のモーズ・アリスン(p&vo)も粋で大好きです。ここではレッド・ミッチェル(b)、ビル・グッドウィン(ds)とのトリオですが、2年後の "WESTERN MAN"はなんとチャック・レイニー(e-b)、ビリー・コブハム(ds)と組んでます。誰の人選?
 宝探し - < 2003/02/02(Sun) 05:59 >
インターネットはレコード・ハンティングを革命的に変革させましたね。いまだに銀色の小さい円盤よりも黒くて大きいヴィニール盤を愛している私は、日本全国はもとより海外に出かけたときも必ずといっていいほどレコード屋に出向き、レコード・ハンティングに莫大な時間を費やしてきました。勿論今でも以前ほどではないにしてもレコード屋巡りは大好きです。

バーット、最近のメインはすっかりPCに向かってキーを叩き、目を皿のようにしながらディスプレイを凝視しての宝探しになってきています。家にいて音楽を聴きながら、若しくはテレビのニュースを横目で見ながら世界中に無数にあるレコショップの探索に余念がありません。ここでのポイントは、宝の山が眠っているショップのサイトを発見できるかどうかに全てがかかっています。

そして、またまた見つけました。それもかなりのヤツです。あまりの宝の多さにちょっと感動です。それは日本でもアメリカでもイギリスでもない国で運営されているサイトでした。そして家に居ながらにしてリストを睨み、オーダーがかけられるのです。うーん、やっぱり感動です。

まだセットセールのリストを全て見たわけではなく、あれあるかな、これあるかなとレア盤や個人的探求盤を何枚かチェックしたのですが、ことごとく見つかって開いた口が塞がりません。ちょっと見ただけで欲しい物が軽く20枚ほど見つかってしまいました。更にいいのが、アメリカのレコショップだとアメリカ盤、イギリスだとイギリス盤と自国のレコが当然主要取扱物になるのですが、ここは色々な国のレコを満遍なく取り扱っているのです。これだと、オリジナル盤で入手できる確立が高くなります。

で早速昨日試しにオーダーをかけてみました。ここ数年探していたEddie Hintonのセカンド”Letters From Mississippi”のオリジナル・スウェーデン・アナログ盤です。マッスルショールズのトップ・ギタリストにして黒人のように歌う白人、白いオーティス・レディングと言われた故エディのセカンドは何故かアメリカではリリースされず、当時アメリカでもスウェーデンからの輸入盤を入手するしかなかったようです。近年CD化されたようですが、やはりオリジナル・アナログでと探していたのですが、やっと出会えました。それもリストによるとジャケット、盤ともにニア・ミント(新品同様のグッド・コンディション)、値段も妥当というか思っていたより安いくらいでした。

返答メールは直ぐにきました。文章も感じいいです。贔屓にしているシカゴのショップと同じような感じかな。エディのレコは未だ売れておらず無事ゲット、会える日が楽しみです。

今日の愛聴盤:
AVERAGE WHITE BAND & BEN E. KING: BENNY AND US (LP 1977年 米ATLANTIC SD 19105)
STEVE MARCUS: COUNT’S ROCK BAND (LP 1969年 米VORTEX 2009)
JACKIE DeSHANNON: SONGS (LP 1971年 米Capitol ST-772)
EDDIE HINTON: Dear Y’all (CD 2000年 英Zane Records ZNCD 1016)
 半年がかり - < 2003/01/30(Thu) 16:37 >
昨年の暮れ、不注意から怪我をしてしまい歩行困難に。年末年始は正に寝正月状態。この月末になってやっとどうにか日常生活をちゃんと送れるようになりました。まだ痛いけど。というわけで、新年会ラッシュで酒びたり?の例年の1月とは異なり、今月の酒量は例年の五十分の一といったところでしょうか。三が日も足を引きずりながらどうにか帰った実家で、3日に乾杯でちょっとビールを飲んだだけだったし。体の調子が悪いと飲みに行く気もしませんね。

というわけで、今年に入ってからのライヴは、まだ昼ナル2回と22日に日比谷公会堂であった「ジャズの日」のコンサートくらいです。「ジャズの日」は六本木を中心としたジャズクラブのオーナーたちの発案で始まったものですが、コンサートに出かけ、うーむと思わず唸ってしまいました。一緒に行ったDMEのOさんとも帰りに寄った焼き鳥屋で色々と話したのですが、ジャズ界における世代間の断絶(というか断層)は思っていた以上に重症ですね。現在のジャズシーンとほとんどリンクしていないような出演者、平均年齢が限りなく高い観客。これは誰のための、そしてどういう目的のためのコンサート?と頭の中はクエスチョンマークでいっぱいになりました。

さて昨日、去年の夏の初めにインターネットでオーダーしたレコードが、ロサンゼルスから届きました。オーダー確認のメールを受け取ってから既に半年以上。ここは結構シッピングに時間がかかるショップだけど、それでもいつもは確認のメールから2週間〜1ヶ月で届いていました。すごい記録です。過去に何度も利用しているショップで、一度もトラブルはなかったのですが、今回はいつまでたってもこないし、問い合わせのメールに返事は全然よこさない(それでいて料金はクレジットカードで半年前に引き落とされている)ので、頭にきていました。それが年明けにいきなり本日送付しましたとのメールが。そして、大変遅れてしまったので20ドル分のクレジットを差し上げます、次回お使い下さいとの一文が。最後まで読んだけど、すいませんの一言が全くありません。おいおい、そりゃないでしょう。

今回のオーダーはLP2枚に7インチシングル6枚。楽しみにしていたのは6枚のシングルで、5枚がハンブル・パイ、1枚がワイルド・チャピトゥラス。全部音源は持っているけど、好きなアーティストはやっぱりシングルでも欲しいしね。今年はLEGENDS OF ROCKのシリーズで、ハンブル・パイのDVDがリリースされることを祈っています。


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